浜口一将

随想

 

文章を書くのが大の苦手なので,Q&A方式を取らせていただきます.

 

【部活愛編】

Q.あなたはソフトテニス部が好きですか.正直にお答えください.

 

A.大好きです.入部当初からその気持ちは一度も変わったことはありません.この部活に出会えたことが,大学生活で最大の幸運であると自負しています.

 

Q.ソフトテニス部のどんなところが好きですか.

 

A.雰囲気です.この答え方は抽象的で嫌いなのですが,一言で表現するならば雰囲気としか言えません.平成2630年の間しか私はソフトテニス部にいません.メンバーは毎年異なります.4年生が引退し,新入生が入部します.けれども,小さな差こそありますが,その間のソフトテニス部の根本的な雰囲気は変わっていないように感じます.

 

【雰囲気編】

Q.先ほど「根本的な雰囲気」と言いましたが,具体的にはどのような雰囲気ですか.

 

A.これはあくまで私個人が感じたことですので,もし違っていたら申し訳ありません.

  最近のソフトテニス部の部員の私生活は特別褒められたものではなく,飲み会があれば大体誰かが潰れます.大学の講義をサボって,部室でゲームをしたり,家で10時過ぎまで寝たりしています.しかし,ソフトテニスに対しては一切の妥協を許さず,真摯に向き合っています.一人ひとりが考え,リーグ戦で勝つことを常に目標として掲げ,毎日練習に励む.この姿勢だけは間違いなく,変わっていません.私はこのメリハリがある雰囲気が大好きです.

 

Q.確かにそれは素晴らしいですね.しかし,なぜそれは変わらないのだと思いますか.

 

A.それは,後輩が先輩方の背中を見て育っているからだと思います.ソフトテニス部には,先輩が後輩を教えるという文化があります.そしてソフトテニス部の新入部員は,上手下手に関わらず先輩方から多くのことを学ぼうとします.技術的なことはもちろん,ソフトテニスに対する姿勢,考えて行動すること,そしてソフトテニス部の一員としての心構えなど,様々なことを吸収します.これらの行為全てが,結果的にソフトテニス部の雰囲気を引き継ぐことにつながっているのだと思います.

 

【学んだこと編】

Q.先輩方から色々学ぶと言いましたが,あなたが何か学んだことはありますか.もしあったら教えてください.

 

A.はい.私も多くのことを学ばせていただきました.全部を語ることはできませんが,特に印象に残っている2つのことを,ここで紹介したいと思います.

1つ目は,大学2年生の時に飲み会の席で義経元志様に,「お前のソフトテニスに対する意識は甘すぎる.お前が思っている限界は,周りから見れば全然大したことない」と言われたことです.これは私のソフトテニス人生おいて,一番心に響いた言葉であると言っても過言ではありません.またその時に石井広樹様から,「あの仏の義経さんがそういうことを言うのは,相当だってことは理解した方がいいぞ」と,厳しいお言葉を頂いたことも覚えています.鉄は熱いうちに打てといいますが,本当にその通りです.かなりの衝撃を受け,その日を境にソフトテニスに対する意識が変わりました.あの時に慰めの言葉ではなく,厳しい言葉をかけて頂くことができて,心の底から良かったと思っています.

2つ目は,同じく大学2年生の時に飲み会の席で深澤倫史様に,「お前は言い訳が多い」と言われたことです.当時の私にとって,これはテニスに限らず言えることでした.それ以来,絶対に言い訳をしないように気をつけています.が,実際は今でも口を開けば言い訳ばかりしてしまうので,深澤倫史様に認めて頂くことができる日はまだまだ遠いと感じています.それでも,間違いなくこの言葉は私を1人の人間として,成長させてくれるものでした.

 

【最後に伝えたい編】

Q.さて,随想の最後に何か言いたいことはありますか.

 

A.この随想を通して,お伝えしたいことはすべて申し上げたつもりです.

  後輩には,ソフトテニス部の学ぶ姿勢を受け継いで欲しい,飲み会はマジで勉強になるから是非参加して欲しい,と感じています.同時に,私もこれからはOBとして現役部員に様々なことを教えなければならないと感じています.ただもちろんそうは言っても,私もまだまだ22歳の生意気な小僧ですので,今後も多くのことをソフトテニス部のOBOGの方々から教わりたいと思います.

OBOGの方々・先輩・同期・後輩,多くの方々に支えられ,部活を無事4年間終えることができました.深く御礼を申し上げたいと思います.

 

 

(質問者=浜口一将,回答者=浜口一将)