2022年度 春リーグ

2022年度関東学生春季リーグ戦結果(男子部)

 

*春季リーグ戦 5月8・9日 於 千葉県白子町テニスコート

一橋大⑤-0防衛大学

山本杉村⑤-1桑原奥野

嶋元中西⑤-1大和田久保

  廿楽④-1古池

田口石川⑤-2平塚西

高橋大城⑤-3小嶋古屋

 


一橋大0-⑤埼玉大学

山本杉村 2-⑤ 川崎中村

嶋元中西 3-⑤ 髙田伊藤

  廿楽 0-④ 飯島

田口石川 2-⑤ 岸和田

高橋大城 4-⑤(5-⑦)藤野蛯名

 

一橋大2-③宇都宮大学

山本杉村 ⑤-3 大竹山岡

嶋元中西 ⑤-2 大野塚原

  廿楽 1-④ 田中

田口石川 1-⑤ 大野永倉

高橋大城 3-⑤ 松本中野

 


一橋大0-⑤東京工業大学

山本杉村 1-⑤ 高橋渡辺

嶋元中西 1-⑤ 山本千万

  廿楽 2-④ 浜野

田口石川 1-⑤ 山中経塚

高橋大城 3-⑤ 青木内藤

 


最終順位

1位 埼玉大学    (5勝0敗) 

2位 宇都宮大学  (3勝2敗)

3位 東京工業大学 (3勝2敗)

4位 一橋大学(2勝3敗)

5位 防衛大学(2勝3敗)

棄権 東京都市大学

以上、2勝3敗により第8部4位


 

 以上、2勝3敗により第8部4位

 

コメント

 

今回のリーグ戦は2019年秋リーグぶりに昇格降格ありで行われた。8部は東京都市大の棄権で5校リーグとなり部内に動揺が見られたが、自分達の目標はあくまでも7部昇格であり、リーグに向けたモチベーションは変わらないということを確認してリーグに臨んだ。

 

初戦は前々回のリーグで0-5敗北を喫した防衛大学戦。相手のメンバーは2年前から殆ど変わっていたが、2年前に実力の差を肌で感じた3、4年生のメンバーにとっては特に意味のある試合となった。天候が怪しい中、山本杉村の第1対戦が始まった。立ち上がりから山本の安定したラリーと杉村の要所のボレースマッシュが決まり有利な流れを作る。終始安定した試合運びを見せ、結果は5-1勝ち。一番としての役割を果たした。第2対戦は勢いに定評のある嶋元中西ペア。入りからサーブレシーブで先手を取り、流れに乗ってサーブゲーム3-0リードのアドバンテージサーバー。しかし、ここで雨によって試合が中断してしまう。3-0といえど予断を許さない展開の中での中断は流れが変わってしまう危険もあり、一刻も早い再開を待ち望む。再会後は一本でゲームを取り切り4-0。その後1ゲーム取られはしたが、結果は5-1で2勝目を挙げた。第3対戦は1年生の後半から不動のレギュラーとなった廿楽景太のシングルス。雨上がりで難しいサーフェイスであったが、持ち前の強靭なメンタルでしっかりとラケットを振り切ってポイントを量産していく。危なげなくゲームカウント4-1で勝利を収め、ここで団体戦としての勝利が確定する。続く4番は4年生ペアの田口・石川。最上級生らしい終始安定した試合運びを見せ5-2で圧倒。第5対戦の高橋大城ペアは、4月に入部したばかりとは思えない高橋の気迫のこもったストロークと大城のダイナミックな攻めで押し切り、5-3勝利。結果として防衛大学に5-0で勝利して最高のスタートを切ることができた。初日は時間の関係上ここで終了し、2日目に3試合残す形となった。

 

2日目1試合目は宇都宮大学戦。宇都宮大学とは2020秋3-2勝利、2021夏2-3敗北、2021秋(代替戦)3-2勝利といったように毎年実力が均衡している相手であり、また昇格のためには絶対に勝たなければならない相手であるため部内は一層気合が入る対戦であった。第1対戦は山本杉村で相手はエース格ペア。序盤から激しい打ち合いになるが、熱い展開の中でも山本杉村は落ち着きを見せ、細かいミスをなくしていくことでジリジリとリードを奪い、ゲームカウント5-3で勝利。値千金の一勝目をもぎ取った。第二対戦は嶋元中西ペア。相手は3、4、5番に力のあるペアを持ってきているのでここは絶対に勝たなければならない試合であるが、プレッシャーからか中西は普段見られないようなミスを連発してしまう。ゲームが均衡して厳しい展開になる中、後衛嶋元が粘り強くラリーを続け、得意のパッシングで前衛の動きを封じるなど自力を見せ、辛くも5-3で2勝目を挙げた。第3対戦はここで勝つとチームの勝利が決まるという中、廿楽は相手のエースシングラーに苦戦を強いられる。シングラーとしての粘り強さを見せるものの、相手の早いテンポのシュートボールに押し切られ1-4負け。第4対戦が始まるころには白子特有の風が吹き出し、田口・石川ペアは入りから苦戦を強いられる。風下では風に乗って入ってくる相手のシュートボールにタイミングが合わず、風上ではロブやシュートがアウトしてしまってジワジワとゲーム差が離されていく。結果は1-5で敗戦。あと一勝が遠い。5番は高橋・大城ペア、天秤戦になってしまった。入りこそ拮抗した試合展開を見せるが、リーグ経験の少ない1,2年生ペアに対して相手は3年生ペア、経験値の差によってじわじわとゲームを離されていく。後衛高橋は気迫のこもったシュートボールと得意のロブで相手を走らせるが、粘り強く返してくる相手に対してなかなか決めきることができない。大城も積極的にボールに触りに行くが、フィニッシュの精度が欠け、相手前衛に先に決められてしまう惜しい展開が続く。デゥースまで持ち込み粘ったものの、結果は3-5敗戦。チームとして2-3で敗れてしまった。

悪い流れを断ち切るべく、まだ残り全勝すれば優勝できる確率があることをチームで再確認し東京工業大学戦に臨む。第一対戦の山本杉村は宇都宮大学戦から調子が上がっていたが、東京工業大学のエースペアに苦戦する展開が続いた。山本は粘り強くラリーを続け、要所要所で相手を崩すことができたものの、大事なポイントでのミスが重なりなかなかゲームをとることができない。杉村は安定したサーブレシーブで攻撃の起点を作るが、後衛の打ち合いで押し込まれている展開が続く中、相手後衛に有効なプレッシャーを与えられずに不利な展開になっていく。結果としては1-5負け。悪い流れを断ち切るべく2番嶋元中西に勝負は任された。団体戦の当たり方を考えると二番の相手には絶対に勝たないといけない試合であった。宇都宮大学戦では爆発力を見せた嶋元であったが、この試合では調子が上がらず、自滅で相手にゲームを与えてしまう展開となった。前衛中西も宇都宮大学戦からは持ち直したものの、狙いが定まらずポイントに絡むことができない。悪い流れを断ち切ることができず1-5敗戦。もったいない敗戦となった。2連敗でチームとしての勝利が危うくなってくる中、3番の廿楽がシングルスに入った。相手は去年までダブルスで出場していた選手。速いテンポのシュートボールに苦戦しつつも、もう後がない状況で廿楽は気迫のこもった粘りで対抗する。しかし相手も簡単にミスはしてくれず、防戦一方の展開が続く。結果は健闘むなしく2-4敗戦。団体戦の敗戦が確定してしまった。最後の埼玉大学戦に向けてせめて最後の二本は勝ってつなげたいが、4番田口石川5番高橋大城も流れに乗れず負けてしまう。まさかの0-5敗戦を喫してしまい、リーグも終盤になってきて選手の面々にも疲れが出始める。そんな中最後は既に優勝が確定している埼玉大学戦。ここまで4戦全勝かつすべて5-0勝ちの相手に対して一矢報いるというモチベーションで最終戦に臨む。一番山本杉村の相手は前回の秋リーグ代替大会で勝った相手。しかし、相手もこの半年で力をつけてきて激しいストロークの展開が続く。ここまで4試合してきた山本杉村には徐々に疲れが見え始め、それに対して相手は今試合がリーグ初出場。一本一本の勢いに押され徐々に不利な展開となっていく。相手の勢いに押し負けられ、2-5敗戦。秋のリベンジを果たされる結果となってしまった。2番は不調が見られるものの徐々に調子を上げてきている嶋元中西。ここまで全勝の埼大ペアに一矢報いるべく試合に臨む。序盤から嶋元の1stサーブが決まりサーブゲームでは主導権を握り、中西も積極的に仕掛けていって相手後衛にプレッシャーをかけていくが、徐々にラリーのテンポが早くなっていくなかで有効なポーチボレーができずラリーに絡めない展開が続く。それでもなんとかゲーム差で離されないよう食らいついていくが、最後はミスが重なり3-5敗戦。3番シングルス廿楽も序盤から押し込まれる展開が続くが、シングラーの意地で他の選手なら決まってしまうようなボールになんとか食らいついていく。しかし簡単にはミスをしてくれない相手に積極的に攻め切ることができず、防戦一方の展開が続く。結果は0-4負け。力の差を感じる試合となった。ここで団体戦の負けも決まってしまったがリーグも終盤。応援のボルテージは衰えない。1日目から声を張って応援してくれていたベンチメンバーの賢明な声かけに応えるべく4番4年生ペア田口石川が試合に入る。相手はここまで全勝の埼大の1年生ペア。ここにきて田口石川のギアは一段上がりとても速いテンポのラリーが繰り広げられていく。前衛石川もこの日一番の集中力を発揮してボールに食らいついていくが、大事な場面で押し切られてしまい、なかなかリードを奪えない。結果は2-5負けで、内容の割にはゲーム差が開いてしまった。5番高橋・大城は春リーグ通しての最終試合ということもあり気合が一層に入る。格上の埼大の対象に食らいついていき、互いに一歩も引かない展開が続く。後衛の高橋はこの日一番の集中力を発揮し互角以上のラリーを繰り広げ、前衛大城は積極的にプレッシャーをかけていく。しかし、最後はファイナルで検討むなしく敗戦。これで春リーグ全日程が終了した。

 

総評

今回の春リーグは概ね実力不足が目立った試合が多かった。特に0-5負けをした埼玉大学、東京工業大学とはテニスのレベル差が顕著に表れた。具体的には、前衛は決定力とラリーへの絡み方、後衛は単純な打力とミスの多さで勝負が決まってしまった。ここから秋リーグまでの期間は部全体としてレベルアップが必須であると感じた。

 

男子部主将 中西秀斗

 

2022年度関東学生春季リーグ入れ替え戦結果(女子部)

 

 

*春季リーグ戦 58・9日 於 千葉県白子町テニスコート

 一橋大0-③東京理科大学

高林山田0-⑤ 城本島崎

  小川0-④大町

 

 一橋大0-③成蹊大学

高林山田2-⑤光川石橋

 

小川0-④清水

 一橋大1-②東京農工大学

高林山田⑤-3廣瀬鈴木

  小川1-④横山

 

 一橋大0-③千葉大学

高林山田2-⑤三木櫻木

  小川0-④新澤

 

一橋大1-②関東学院大学

高林山田4-⑤磐佐野村

 小川④-2加藤

 

最終順位

1位 成蹊大学    (4勝1敗) 

2位 千葉大学  (4勝1敗)

3位 東京農工大学 (4勝1敗)

4位 関東学院大学(2勝3敗)

5位 東京理科大学(1勝4敗)

6位 一橋大学(05敗)


 

以上、0勝5敗により第76

 

2022年度関東学生春季リーグ入れ替え戦結果(女子部)

 

*春季リーグ戦 5月21日 於 千葉県白子町テニスコート

7部一橋大0-③8部駒澤大学

高林山田2-⑤ 田代安本

小堺0-④堀口

早船小川2-⑤高橋山本

 

以上、入れ替え戦の結果、一橋大学が8部に降格。