国立球朋クラブ活動報告

平成23年卒 義経 元志

国立球朋クラブのキャプテン兼マネージャーを務めております義経です。

国立球朋クラブは東京都ソフトテニス連盟に所属し、最大の目標である春と秋のクラブ対抗戦、および各種個人戦や各地域で行われる団体戦に参加しています。

現在は男子Aチーム(東京都社会人クラブ3部所属)、男子Bチーム(同13部)、女子チーム(同8部)3チームで構成されています。

クラブ戦での昇格、及び社会人になってからもテニス(そして大会後のお酒)を楽しめる環境作りをマネジメントすべく、皆様のご協力ご支援賜りながら活動しております。

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一年前に活動報告を書き綴っていた際は、コロナウィルスの影響がこのように長引いているとは想像すらしていませんでした。更にウクライナ情勢が緊迫化もあり、世の中は「平時」から「有事」となったように思います。

国立球朋クラブにおいても、昨年度に続き二年連続で団体戦が実施されませんでした。

通常であれば国立のコートにて、現役の学生と一緒に練習させていただくのですが、昨年度に引き続き、人数制限等もあり、自由に学生と交流することはできませんでした。このような環境下でも、球朋メンバーの皆様は積極的に国立のコートに赴いてくださり、誠にありがとうございます。皆様のテニス愛を深く感じます。

現役の学生については、入れ替え戦無しですが春リーグは開催。一方で秋リーグは中止となりました。学生には我々には図りしれない悔しさがあろうかと想像されます。

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このようにコロナウィルス蔓延後の約2年間で、現役然り我々社会人然り、取り巻く環境は大きく変化しました。

私の周辺の話をさせていただくと、職場においては、銀行ならでは(?)の紙ベースでの回覧物は極力廃止となりました。急速にシステムは整備され、リモート会議、リモートワークは当たり前となりましたが、当初はリモートならではの難しさを大いに感じました。プライベートにおいては、テニス仲間との旧交を温めあう際は、リモート飲みが主となり、直接会えない寂しさを感じます。

ただ、悲観すべきことばかりではないと強く実感する今日この頃です。リモートでのコミュニケーションの取りづらさ感じることは多いですが、逆にインスタントな会話により、意思決定は早くなりました。また、ワーキングマザーにとっては、仕事と育児との両立が更に容易になったと思います。

また、リモート飲みにより、地方にいる旧友も交えた交流が容易であることに気が付かされました。これまで以上に懐かしさを感じられる会合が可能となりました。

現役について言えば、練習時間が確保しづらい中でのモチベーションアップ、実面が難しい中での新入生歓迎等、難しい環境「ならでは」を克服する工夫を学んだのではないでしょうか。Twitter等SNSを垣間見るに、現役は、我々が学生時代に思いつかないような努力をしていると感じます。その努力は、彼らにとって唯一無二の経験です。

コロナが終息したとしても、以前の生活に戻ることはないと思います。Withコロナの中、学生の経験は今後非常に大きな強みとなるでしょう。学生時代の経験、そこから感じたことを確りと心に留め、社会人並びに国立球朋クラブの一員として、大活躍していただければと思います。

先輩方におかれましては、学生支援を頭の片隅において頂き、彼らの貴重なモラトリアムのために何かできることがないか、少しでもお考え頂けると幸いでございます。私自身も微力乍、精一杯努力させていただく所存です。

甚だ僭越ではございますが、このお願いと、そして皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、本報告を締めさせていただければと思います。

 

皆様、何卒お体だけにはお気をつけてお過ごしくださいませ。