小宮会長

 

巻頭言「1年強が過ぎて」

 

 

 

球朋会会長 小宮修(昭和48年卒)

 

 

 

会長に就任してから1年強が過ぎました。会長になってみてつくづく感じたのは、自分は球朋会の事はそれまであまり分かっていなかったなということでした。例えば、会の収支状況(会費収入、会費納付状況、学生への支援額、球朋会誌発行費用等)や学生の活動状況(学生がクラブ活動にかけている費用は年間一人15万円程度、合宿は年に1回など)について、初めて知る事が多くびっくりしました。一方で、それらの実情の中には見過ごすことの出来ない問題があることにも気付きました。常々申し上げている通り、「球朋会は軟庭を通じた仲間が末永く交流をはかる親睦会」で、とにかく楽しければよいのであり、あまり堅いことは言い出したくないという想いもありましたが、放置しておくと球朋会の将来に影響を及ぼすような事については、今から手をつけて置くべきと考え、いくつかの提案をし賛同の得られたものから実行に移している所です。これらの案は一見ばらばらの様で、個別に見れば人によっては気にいらないというものもあるでしょうが、全ての根っこにあるのは「出来るだけ多くの会員にとって楽しい会」である為にはどうすれば良いかという問題意識です。そのような視点からのご意見やご提案は大いに歓迎ですので、どうか忌憚のない所をお寄せいただきたいと思います。

 

会長になってもう一つ気付いた事は、現役で働いている人が常任幹事をやるのは大変だと言う事です。仕事で忙しく時間的に余裕がないのが当然で、それにもかかわらずボランティアで常任幹事をやってくれている事に感謝しなければなりませんが、見ていると常任幹事が打ち合わせる為に集まることさえも難しいことが有ります。そこで、これからもいろいろな世代の人に常任幹事はやって頂こうと思いますが、会の実務的な仕事は年配層(会社生活を卒業して時間的に余裕のある60歳代)が常任幹事となって分担して、働き世代の常任幹事の負担を軽減するのが良いと思います。そのような考えのもとで、昭和51年卒の鈴木兄に副会長になってもらい、倉林幹事長の後任の幹事長を昭和47年卒の勝呂さんにお願いし、会計幹事を私と同期の潮田・尾木原両兄に、また会計監事を昭和52年卒の松山兄に引き受けてもらう事にしました。

 

私を含めて皆それなりの歳ですので、長い期間引き受けるわけには行かないでしょうが、任期中は一生懸命にやって次の世代に引き継いで行こうという想いでいます。