2019年度国立球朋クラブ活動報告  (義経 元志 平成23年卒)

 

国立球朋クラブのキャプテン兼マネージャーを務めさせております義経です。

 

国立球朋クラブは東京都ソフトテニス連盟に所属し、最大の目標である春と秋のクラブ対抗戦、および各種個人戦や各地域で行われる団体戦に参加しています。

 

現在は男子Aチーム(東京都社会人クラブ3部所属)、男子Bチーム(同12部)、女子チーム(同8部)3チームで構成されています。

 

私がキャプテンを務めるAチームの昨年度実績は、城北高校出身のルーキーの活躍あるも、2部昇格への壁は高く、春秋ともに3部残留(5期連続!)となっております。

 

秋のクラブ対抗戦は、最終戦の天秤戦、負ければ降格という崖っぷちまで追い詰められましたが、一橋の生けるレジェンドと浦安チャンプのペアが勝利し、無事3部に踏みとどまることができました。

 

本年度も、美味しいお酒を飲むために、クラブ戦での昇格及び社会人になってからもテニスを楽しめる環境作りをマネジメントすべく、皆様のご協力ご支援賜りながら活動していければ幸いです。

 

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私は、とある銀行に勤務、法人の融資案件の審査を行う、所謂審査部に所属しています。支店から案件の相談を受け、お客様の財務内容やお金の貸し方を検証、取り上げの可否を支店と協議し、最終的に決裁する部署です。

 

支店も審査部も、「お客様のために」という共通理念を持って業務に邁進しています。一方で、当然ながら組織として求められているミッションは異なります。

 

収益目標のある支店は「トップラインを作る」、銀行の規律に沿った判断が求められる審査部は「リスクに見合ったリターンを確保するよう検証する」。ミッションが異なるので、当然揉めることもあります。その中で、着地点を見出し、お客様に喜んでもらえる案件をいかに形作っていくかが、難しくもあり、やりがいもある仕事かと感じています。

 

ドラマ半〇直樹をご覧になった方は、審査部は銀行の中でも更に保守的な部署だとイメージするのではないでしょうか。

 

しかし

 

、審査部が保守的すぎると案件が進まず、お客様と支店に迷惑をかけることになります。特に、商品性に差異が出にくい銀行は、他行との差別化を図るべく、スピード感のある対応が求められます。

 

審査部は最終決裁者として、限られた時間の中で、判断し結論を出す必要があります。そのために、「この融資は大丈夫だ」と納得できるまで検証し、最後は「えいやっ」と思いきることが必要です。そこには、ロジックに基づき検証しきったという自信が伴わなければなりません。自分が納得できずに決裁した後、仮にお客様が倒産し、融資が回収できなければ、非常に後悔するし、責任問題になります。腹落ちしないまま上席者に説明すれば、その自信のなさを見透かされ、ハンコはもらえません。冷静に判断しながらも、支店以上に大胆に仕事を進めていかなければならない部署だと、最近実感しています。

 

(無理矢理感はありますが)上述したワード「①目標」「②冷静さ」「③自信・大胆さ」は、部活動においても大事なキーワードかと思います。

 

学生に関して言えば、①リーグ戦という目標を部で共有し、②部内のポジション(上級生や下級生、後衛や前衛)において求められるミッションを把握、自分の能力とのギャップを埋めるべく努力し、③試合本番で、自信を持った大胆なプレーをする。

 

中高で実績がなく、入部当初は身体能力が他大学より劣る学生が多い一橋が、勝ち上がっていくためには、これらを突き詰めて考える必要があるように思います。3部に残留し続ける我々Aチームも同様でしょうか。

 

茲許、仕事でもテニスでも冷静になりがちな自分に自戒を込めた結果、長文となってしまいました。大変失礼いたしました。

 

是非先輩方には、社会人としての経験や自分自身がコートで体験したことを、学生への指導につなげていただきたく、是非国立や白子に足を運んでいただければ幸いです。

 

先輩方には大変僭越ではございますが、このお願いをもって活動報告とさせていただきます。OBOGの皆様には、引き続き現役部員への応援とご指導をお願いできればと思います。